エル・ドラド

ハワード・ホークス、1966。エル・ドラドに戻ったガンマンのジョン・ウェインは、土地の利権をめぐる対立の一方に雇われようとするのだが、旧友の保安官、ロバート・ミッチャムによって反対側につく。そんな状況でのマッチョなアクション西部劇。この映画はとにかくロバート・ミッチャムが素晴らしい。マトモなのは冒頭だけで、あとはアル中か、酒の飲めないアル中なのだが、当然ギリギリ戦えるところをちゃんとキープしていて、ダメな部分もいい部分も見せ場があってかっこいい。それに比べるとジョン・ウェインはおとなしめだ。そうはいっても半身麻痺状態で敵の根城を正面からひとり乗り込んだりして無茶をかなりやる。この映画はジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャムが主役で、ジョン・ウェインが拾った若者ジェームズ・カーンとロバート・ミッチャムの部下の爺さんの4人組で戦う。道を隔ててジョン・ウェインとロバート・ミッチャム、ジョン・ウェインとジェームズ・カーンが歩き、それをトラッキングするショットがある。その類似と反復はすばらしく美しかった。ひたすらバックするジョン・ウェインの馬もかなり迫力があった。最近見た『リオ・ブラボー』と比べると、いくぶん娯楽的、大衆的になったような気がする。ユーモアもふんだんに取り入れられている。95点。