用心棒

黒澤明、1961。痛快娯楽作品。登場人物のキャラ立ちもいい。もちろん三船はすばらしいのだが、東野英治郎がよかった。いつもはうるさい演技に辟易することもある遠野だが、この映画では素晴らしい助演をしていた。あとは仲代達矢と加東大介の凸凹兄弟も素晴らしかった。内容は西部劇さながらの時代劇で、宮川一夫のカメラは本当にいいし、佐藤勝の音楽もいい。全体的にかなりハイクオリティな作品なのだが、序盤と終盤の完成度の高さが決め手となっているような気がした。脚本はあまり凝ったところはないのだが、流れがよくて飽きることがなかった。ちょうといい尺の長さも影響していると思う。95点。