シャイン・ア・ライト

マーティン・スコセッシ、2008。感動した。ミックはすごいね。人間とは思えない。曲も盛り上がる曲が多くてよかった。キースとロニーのギターの違いをよく解析出来た。キースは音も見た目もワルいオッサンだったカックイ。中盤のミック不在のシーケンスメイクは苦慮している感じがしたが、スコセッシの抑制の効いたコミカルな演出、堅実なライブ描写は素晴らしい。

イントゥ・ザ・ワイルド

ショーン・ペン、2007。DVDはアスペクト比が改ざんされて画がだめになって、主役の男はその画にしっくりくる感じじゃなくて、そして尺は長すぎる。本当に長すぎる。映画を冒涜しているねアスペクト比の改ざんというのは。2.35:1で見せろよ。アメリカではDVDも2.35:1なのに、日本のDVDは1.78:1。どうしてこんな無茶を繰り返すのだろう日本は。とても重要なことなのに。

転がれ!たま子

新藤風、2005。たいそう昔、千歳烏山のコスモタウン?ってレンタル屋においてあって、何度も何度も気にしたことがあるが、はっきり言ってどうでもよかったこの作品を、5年越しに見た。見てみても、はっきり言ってどうでも良い作品であった。与座嘉秋の演技が僕は大変嫌いだ。どうでもいいことだが。

大統領暗殺

ガブリエル・レンジ、2006。ショッキングな題材だ。ブッシュが暗殺されちまうのだから。それをドキュメンタリーで追うのだが、もうちょっと見せ場を作ってほしかったな。淡々としすぎていた。85点。

未来を写した子どもたち

ロス・カウフマン、2004。この映画を作家主義的に見れば大した事は無い。どうということはない。でも映画も写真も上手いことマネーに変えて、教育の機会を増やしていくという活動家のルポタージュとして見れば、とても面白い。またプージャって女がいいキャラクターをしていて、カッコよくて、すごく現地語を理解したくなった。相変わらず邦題は嫌なタイトルを付ける。“Born Into Brothels”なんだから“売春宿に生まれて”くらいでいいと思う。

僕は教育が足りず英語が読めないのだけれど、その後も活動してるみたい。

Kids with Cameras
http://www.kids-with-cameras.org/home/

ウルトラミラクルラブストーリー

横浜聡子、2009。作家性の人みたい。何の情報も無く見たら、途中まではくだらない、ろくでもない映画だと思っていたら、途中からへんてこりんなことになり、ストーリーテリングじゃないんだよというのをもっと早く説明してくれればもっと楽しめたのにと思うた。未熟さ全開ながら野心的故、良いと思うた。松山ケンイチのキチガイの演技がすごく嫌だった。ラスト、松山ケンイチの脳みそを食べるクマを笑みを浮かべて見る麻生久美子、暗転、大友良英ギター、中村一義でクレジット。大友から中村の音の繋ぎはとても悪いと思った。2者ンの音は少し似ていて違いすぎる。85点

空気人形

是枝裕和、2009。リー・ピンビンの映像はとても美しい。殆どフィックス無し。ファンタジーとエロスとリアリズムが程良かった。素晴らしい小品。是枝すごいなぁあ。演出力。映像の各要素を分割してみるといい。ショット、人物の動き、光と影、ノイズ、モノローグ、ダイアローグ、音楽、etc。その大きな流れが映画の時間を生む。それが洗練されているから気持ちイイ。85点。

ディア・ドクター

西川美和、2009。どうも西川美和は説明的であり、余計な映像が多すぎる。余計な台詞が多すぎる。商業映画なら仕方ないのか。だったら西川は説明が下手だ。この映画は八千草薫の死なせ方のストーリーで、ニセ町医者鶴瓶と娘の医師井川遥の八千草薫の死に至る生を見つめる対比、ここにメインテーマを見出したのであるが、井川はそれを刑事にしゃべっている。説明的だ。あとはものすごく平凡な脚本である。85点

赤目四十八瀧心中未遂

荒戸源次郎、2003。映画見た。原作を読んでいた。僕は寺島しのぶはミスキャストだと思うのだが、大西滝次郎の方が駄目だった。あれでは大学出たての童貞真面目君に見えてしまい、僕のイメージには程遠かった。彼は人生をもっと知っていなければならなかった。荒戸源次郎の映像メイクは時代遅れであり、原作は平成の世にどう考えても昭和文学然としたものであったが、映画は大正と昭和の匂い。それも決して良い匂いでは無かった。長すぎる。85点。