ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

セルジオ・レオーネ、1984。
15年ぶりに見た。目線の演出、これにびっくりした。
画面の登場人物は何かを見ている。
何を見ているのか?分からないカットが多々ある。
殆どは次のカットで分かるのだが、
何を、どういう視点で、どういう意味合いで見ているのか。
あるいは見ていないのか。
何をどれだけ分かっているのか。あるいは分かっていないのか。
この映画は台詞が少ない。気持ちや状況を打ち明けることをあまりしない。
人間の言葉には意味がある場合が多い。
人間の目線にも意味がある場合が多いが、
目線の意味は言葉に比すればかなり分かり辛い。
セルジオ・レオーネはその分り辛い表現技法を巧みに使い、
男の友情を伝えてくれた。郷愁を伝えてくれた。
怒りや喜びや悲しみ、そういった刹那的な感情ではなく、
人間そのものを伝えてくれた。性みたいなものだ。
目は口ほどにものを言うが口ほどには明確ではない。
人間というものは言葉で説明出来るほど明確なものではない。
セルジオ・レオーネは明確な「目」で映画を作ったと思う。

タカダワタル的ゼロ

白石晃士、2008。
これは一応映画ですが、まあライブDVDです。
だから集中して見なくてもいいんです。
寒そうにしている高田渡を見ると、
冬っていいなぁと思うんです。

アニエスの浜辺

アニエス・ヴァルダ、2008。僕はヴァルダの映画をあまり見ていない。幸福(1964)、5時から7時までのクレオ(1961)辺りはヌーヴェル・ヴァーグを掘り下げていた頃に見た。しあわせの艶やかな配色なんか覚えている。でこの映画は80歳になった自分を見つめる(見世物にする)自伝的作品。しかし流石はおフランスなので粋な見せ方も心得ている。愛とか死とか重いテーマもお涙頂戴にはならない。ホントはもっとコメディ色が強いんだろうけど、僕が真面目に見てしまって失敗。という感じの映画でした。

マイ・ブルーベリー・ナイツ

ウォン・カーウァイ、2007。
久々の映画。いたって普通に面白い。
ノラ・ジョーンズはキャラクターとしての魅力が乏しかった。
それがこの映画にとって致命傷となった。
キャット・パワーがとても可愛かった。でもちょっとしか出てない。
ウォン・カーウァイにアメリカは似合わなかった。
リーピンビンかドイルを連れて行けば別なのだろうけど。

うつせみ

キム・ギドク、2004。キム・ギドク鑑賞ツアーの締めくくりに持ってきましたこの作品。良かったけれどあんまり良くないな。嫌いじゃないけど、好きじゃない。キム・ギ ドクは2003年の「春夏秋冬そして春」以降変わっちゃった気がする。見るべき所は多々あるけれど。初期を全部見てお別れしようと思いますキム・ギドク。

ユモレスク

猪俣ユキ、2006。まあまあ。ゴリゴリのガーリー映画。物語は最低レベル、カメラも相当不器用なのだけれど、漫画を原作にしたかのような画のイメージが大変良い部分多々。美波がとても良くて、目がでっかいから目の移動だけで画がもつ。女性向け映画。男性は去勢してから見た方が良い。

アメリカ、家族のいる風景

ヴィム・ヴェンダース、2005。凡作。眠った。商業映画の体裁なのだが、とても商業映画とは思えない演出が多く、フィットしていない感じ。スピード感のある演出でないので、眠くなる。カメラが下手に動きすぎ。サラ・ポーリーがとても良かった。もう一度見たい気もするが相当面倒臭い。

ザ・マジックアワー

三谷幸喜、2008。
久しぶりに映画を見る。
マジックアワーを見た。
三谷ってやっぱり映画じゃないように見えてしまう。
で、僕は映画しか見たくない。
友達に焼いてもらったDVDだったのだが、
映像が途切れ途切れで最後まで見れず。