竜馬暗殺

黒木和雄、1974。佳作。学生映画並みに雑な映画なのに2時間もあるから長すぎる。モロに現代の感覚でやっているのが面白い。コントラストのキツいモノクロで田村が手持ちで追うとかなりこわい。ドラマってのはカメラが無いのだが、この映画は確実にカメラがある。 ATGって陰鬱になる。

PEEP “TV” SHOW

土屋豊、2003。佳作。えづらがダサくてげんなり。ドキュメンタリかと思ったら劇映画だった。 劇映画にしては演技が下手すぎる。多分監督がやってるであろう編集は、とても感覚が良い。ゴスロリもテレビもパソコンもあまり見ないのでテーマが良く分か らなかった。アジアのどこかの国の映画を見ている感じ。ビデオって何か恥ずかしい。

男性・女性

ジャン=リュック・ゴダール、1965。超良い。画に大きな変化。ラウール・クタールも「勝手にしやがれ」以 外は、コントラストの効いたシャープなモノクロ画を作っていたが、この作品の撮影ウィリー・クランは極端に言えば白と黒しかないような冷徹な画作り。あ と、優雅な長回し2シーン、素晴らしすぎた。特に2つ目の長回し、娼婦と証明写真のところ、長回しにも色々なやり口があるが、この長回しこそ自分のイメー ジする長回し。それによりその後のコインランドリーのシーンのトリッキーなカット割が生きた。相変わらず音に対しての野心的な感性は鋭すぎる。使い方、タ イミング、出し引き。凄い。ドキュメンタリな演出スタイルも多々素晴らしい。インタビュアーと対象の関係性の形が凄く良かった。シャンタル・ゴヤのマフ ラーが素敵。カフェのレオは何時見ても素晴らしい。多くの人々の文化的価値観として、哲学や政治思想はファッションであり、そのファッション性をまだ存分 に残してくれている。難解さが許容範囲内。ゴダール回想、今のところ驚愕しまくり。

夜の河

吉村公三郎、1956。駄作。山本富士子に驚いた。顔面が理解不能。女性の映画なのに山本富士子を女性として認識出来ず。宮川一夫の撮影に衝撃を受けなかったのは初めて。フィルムのプリントが悪いのか。青い映像だった。京都弁映画を立て続けに見るのは苦痛。客が老人ばかりだった。老人の臭いに耐えられず 帰宅後嘔吐。明日も見たいのだがどうしよう。トラウマになる臭い。老人達に初めて囲まれた。共生出来ない。老人アレルギー。

偽れる盛装

吉村公三郎、1951。凡作。吉村初見。監督としてはよく分からず。吉村新藤コンビ魅力感じず。時代を とっても感じさせる作品。大映なんてそんなもんか。見て楽しんでなんぼのもんか。当時の京の茶屋文化を全く存ぜぬので見辛いものだった。大変古くて嫌な文 化圏だった。現代の視点から見ても楽しめない。進藤英太郎が良かった。京マチ子は大器っぷりを見せ付けていた。京マチ子に新しい時代の強き女の生き方を託しているのかなあ。