バーレスク

スティーヴン・アンティン、2010。僕はクリスティーナ・アギレラってミュージシャンとしてはよく知らないんだけど、ストーンズのライブドキュメンタリリー「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」(これは素晴らしすぎる作品)で、アギレラがゲストで出ていて、堂々たる歌いっぷりでファンになった次第。これはアギレラの主演作。うまくメイクすれば美人だし演技が出来て歌って踊れるなんてエンタテインメントではパーフェクトだなあ。この作品は脚本が甘い。いかにもありがちなストーリーだし、登場人物全員を上手く葬るのが脚本家の役目なのに、なあなあで終わらせてしまう責任感の無さ。でもこれらがバーレスクでのショーで打ち消されてしまうんだよね。例えば金持ち男の最後を葬ってないんだけど、すぐ後に爆発的なショーを被されると、脚本なんてどうでもいいと思っちゃう。ショーを見せるために、わざとテキトーな脚本を書いたのかと疑ってしまうね。それくらいアギレラとその他のショーは魅力的。いつの間にか時間がたってしまう。前半のスピード感がすごく良くて、後半は少しだれたけれど、それでもこういう映画にしてはスピード感があった。アギレラのライブ見たいなあと思った。気持ちのいい映画だった。

(500)日のサマー

マーク・ウェブ、2009。僕はズーイー・デシャネルが大好きで、She & Himでズーイー・デシャネル知ったんだけど、映画で見たことなくて、これは主演だから是非見てみようと思って見た。ズーイー・デシャネルはすごく素敵だったなあ。男性の描く女性観の極致という感じ。この映画の素晴らしいところはテンポがいいこと。ミュージカル風になったり、ちょっと遊びを入れているんだけど、サクサク進んでいくから気にならない。音楽の入れ方もテンポの良さを感じた。あとアクシデントが無いのもいいね。誰かが死んだり、誰かに何か秘密があったり、そういうのは全然なく、純然たる恋愛映画として成り立っている。500日を分断してシーンがメイクされているんだけど、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの心理的変化は激しいのに、ズーイー・デシャネルはいつも近づいては離れ、変化がない。絶望的な恋物語をここまでポップに描ききる手腕は大したもんだと思う。クロエ・グレース・モレッツがキック・アスな感じで出ていた。

丹下左膳

松田定次、1952。主演阪妻のやつを見た。このお話は新聞小説を映画化したもので、古典落語のようにお話の筋道が面白く、簡単簡潔なため、大量にこれを原作にした作品が作られた。有名なのは何と言っても1935年の「丹下左膳餘話 百萬兩の壺」。僕はこれを見て映画のマジックに魅せられて、映画の世界にズブズブとハマってしまったのです。そして今回のやつは出来は普通。ハリウッドマナーが大分入っていて娯楽作品としてはいいんじゃないかと思います。

スウィート・スウィートバック

メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ、1971。駄作。とても眠くなる映画で、全て見るのに3日かかった。カット割が嫌がらせのように見づらい。編集で無理やり作っている映画だと思うのだが、それを90分以上見せるのは、前衛映画でもない限り無理がある。

竜馬暗殺

黒木和雄、1974。佳作。学生映画並みに雑な映画なのに2時間もあるから長すぎる。モロに現代の感覚でやっているのが面白い。コントラストのキツいモノクロで田村が手持ちで追うとかなりこわい。ドラマってのはカメラが無いのだが、この映画は確実にカメラがある。 ATGって陰鬱になる。

PEEP “TV” SHOW

土屋豊、2003。佳作。えづらがダサくてげんなり。ドキュメンタリかと思ったら劇映画だった。 劇映画にしては演技が下手すぎる。多分監督がやってるであろう編集は、とても感覚が良い。ゴスロリもテレビもパソコンもあまり見ないのでテーマが良く分か らなかった。アジアのどこかの国の映画を見ている感じ。ビデオって何か恥ずかしい。