ベニーズ・ビデオ

ミヒャエル・ハネケ、1992。佳作。絶望的な映画。前作ほどスタイリッシュではなくなった。殺すシー ンは見事だった。前作同様生命力の無い人間描写と映像描写。ハネケ映画はテーマが重く、演出も重く、見るのが疲れる。頭丸めたりエジプト行ったりのセンス がいまいち合わず。

ロンドン・アンダーグラウンド

マット・リプシー、1992。ドキュメンタリー。多分テレビ番組。字幕なし。凡々な凡作。時代が時代だから80年代の名残り臭がキツイ。サブカルをちょろっと撮ってきました的お仕事感。記憶に蓄積されない映像。日本人が使うアンダーグラウンドという言葉の感覚ではない映画。サブカル映像。もっと都市の辺境的事象を捉えてもらいたかった。もしくは現代サブカル解析的手法。これと比することにより、他の音楽ドキュメンタリーの素晴らしさを確認。

71 フラグメンツ

ミヒャエル・ハネケ、1994。佳作。疲れる映画。ハネケ最初から見ようと思って3作品で挫折。娯楽映画だが親切な映画ではない。スタイルも飽きてくる。DVDには毎度監督のインタビューが入っていて、すごく邪魔。

月曜日に乾杯!

オタール・イオセリアーニ、2002。傑作気味。前作の延長線上にあったことが期待はずれ。でもやはり独特の個性。エキセントリックコメディが独特。ちょっとジジ イの説教みたいな映画ではある。でもうるさくないのは毎度敬服。撮影は見事すぎる。浮遊する人物に銃口を向け、狙いを定め、めったに撃たない、いやらしい撮影。公爵の1カット目、酔いどれ二人を寝かしつけるショット、ケツブザー女登場の違和感。他多々素晴らしすぎた。映画は台詞じゃなくて映像だと実感。邦題はおかしい。乾杯するよな映画ではない。前作の邦題も違和感があった。他作品が見たいが、レンタル見当たらず。買うほどのものか悩む。

キートンの大列車追跡

バスター・キートン、クライド・ブラックマン、1926。傑作。スペクタクル。久々サイレントを見たら、今まで音声に説明を求めすぎていたことが分かった。原初的イマージュ&モンタージュを久々体験し感動。ヌーヴェルヴァーグ前くらいまでの映画は、オーソドックスな映像編集マジックが多々見られ、やはりルーツ映画として堪能できるくらいの見る力を養いたい。画づらばかり気になって、画から意味を見出すのが苦手。サイレントもっと見る。

エロス+虐殺

吉田喜重、1970。良作。時代の遺物的ダサダサ感が痛い。時間の長さが犯罪的。演出美学が狂気的。これからはシーン単位で吉田喜重短編集として見るようにす る。短編集ならかなりの名作。カット単位でも凄い。岡田茉莉子が細川俊之を刺す?カット。天井から。素晴らしい。次のカットも良かった多分。日本家屋移動撮影。原田大二郎の十字架シーンも素晴らしい。インテリな野心家って疲れる。

デッドマン

ジム・ジャームッシュ、1995。佳作。情無用のジャンゴを見たらデッドマンの原典だと書いてあったので、デッドマンを再度見たのだが、良く分からなかった。毎度ジャームッシュ臭プンプンの映画。モノクロはちょいとショボい。デップジャームッシュミューラーヤングと揃えばもっと期待してしまう。