幽閉者 テロリスト

足立正生、2006。良作。序盤見逃す。途中度々眠る。寡黙で美しい映像展開。田口トモロヲ一 人芝居的。NHK番組の語り口もご披露。足立の脚本の上手さを確認。音楽とても良い。ギターが度々良い。大友だろう。PANTAの音楽のダサさはかなり恥 ずかしい。PANTAを許せる価値観を持てると良いのだが頑なに拒絶。

マリー・アントワネット

ソフィア・コッポラ、2006。駄作。見るべきシーンは多々ある。でもそれしかない。そしてそのシーンの良さが、既に初作において成されているものが多く、 そこで覆された常識を覆すほどのアイデアは無い。メイクミス。これ致命的。脚本が怪しい。ブライアン・レイツェル参加以降、音楽が怪しい。音楽を使うシー ン、タイミングは、やはり初作が図抜けていた。コスチューム・プレイと映画館は文化的に嫌い。DVDでもう一度見るように。次作大いに期待未だアナウンス なし。「ロスト・イン・トランスレーション」も劇場で見たときは駄作と思ったが今や大傑作。同じ道を歩むこと望む。 アーシア・アルジェント良かった。

最前線物語

サミュエル・フラー、1980。良作。フラーの実体験を元にした戦争映画。結構なハイバジェット。でもハリウッド戦争映画としたらかなりのローB。死の美学や 拠り所を一切与えない映画。生き残り全肯定。往年のフラーからはかなりブランクがあるが、Bなセンスというか、エグくなってしまう演出、唐突なエモーショ ンは、さすが。育ちの粗雑さと歪曲したメイク能力がBたる所以か。Bな社会派。B なコメディ。Bなドラマ。Bな活劇。サミュエル・フラー恐るべし。過去作を見返そう。映画は理知と野心だと確認。

ワイルド・パーティー

ラス・メイヤー、1970。良作。ラス・メイヤーのハリウッド進出第一弾。ハイバジェットセックス プロイテーションフィルム。流行を何も考えずぶち込むから時代が丸見え。音楽なんかはフラワーまみれで、野心も無く、相当ダサい。ファッションもしかり。 しかし論考も無駄。阿呆映画だから。目まぐるしい下手なカット割り、やや弛むシーンメイク、見事とは言い難いぶっ飛ばすシーン割り、阿呆の考えることはよ く分からぬので、ただ浴びるしかない。適当に見れるので気持ちいい。最後に登場人物についての説明&説教が入っていて、これも阿呆。最初に見るラス・メイ ヤーとしては相応しくない。60年代セックスBを押さえよう。ソフトコアな巨乳モノの巨匠。しかしハリウッドのゲテモノ食いは凄いなあ。米国を尊敬する。

コメディ・フランセーズ  〜演じられた愛〜

フレデリック・ワイズマン、1996。傑作。ワイズマン初の外国映画。相変わらずインスティテューション映画。国立劇場を舞台にフランス社会の縮図を見事に描く。映像の豪腕っぷりは相変わらず凄い。撮影も凄いけれど録音も同じくら い凄い。説明的でないのは毎度敬服。フランス社会も国立演劇もとっても嫌いなのに、好き嫌いの問題なく見られるのは、ワイズマンを相当好きだという、好き嫌いの問題だと確認。ワイズマン、日本でのロードショー公開やパッケージ化が少なすぎる。日本はアメリカ大好きなはずなのに、映画に関しては本当に無関 心。

中国女

ジャン=リュック・ゴダール、1967。傑作小品。かなり分かりやすいコメディ色強い政治映画。かなり低予算。手作りアートっぷりが若くて素敵。いわゆる普通のカット割りが殆ど無い。元々少ないけど。コラージュ連発。カメラも殆ど作為的な移動をしない。5月革命の前年の映画。5月革命を描いたフランス映画とこの映画の若者たち、空気が凄く似ていて、ゴダールのドキュメンタリー的臭覚の鋭さを確認。音と映像やはりゴダール感覚がポップ。ジュリエット・ベルトはやはり素敵。

黒い家

森田芳光、1999。駄作。サイコホラーコメディ映画。サイコホラーの使用法が分からない。森田色は薄めに出ている。撮影が随分ノーマルになった。恥ずかしい演技と、ホラー独特の長すぎる間に耐えられず、早送り。